
ドメインの評価について
Webサイトを運営したことのある方ならわかるかと思いますが、〇〇〇.comというドメインというのは、色々な用途で色々なところから評価を受けています。
一番わかりやすいのは検索結果に出てくる順番で、基本的には検索されたキーワードとの関連度によって表示される順番は決まるわけですが、同じような内容を書いている記事が複数ある場合、このドメイン評価によって順番が決まることもあります(もちろん他にも様々な要素がありますが)。
この検索順位に関しては、Googleでの検索結果であればGoogleがそのドメインを評価している訳です。役立つ内容がたくさん書いてあったり、色々なサイトからリンクをされていたり、昔からずっと定期的に更新されていて新しい情報が追加されていたりすると、サイトとして優良なためドメインの評価が上がり、結果的に検索結果での順位も上に来やすくなる訳です。
メール送信元のドメインの評価について
メルマガを発行する時の送信元ドメインも同じで、色々なところから評価を受けています。この評価が低いと、その送信元から送信されるメールが迷惑メールである可能性があると判断されて、迷惑メールボックスに入ってしまったり、最悪の場合ブロックされて届かなくなってしまいます。
具体的にはどの様なところから評価をされているのでしょうか?
1.インターネットサービスプロバイダーからの評価
インターネットに接続するための業者です。日本だと、例えばbiglobeとかniftyとか、docomoなどの携帯キャリアもそうですね。
2.メールサービスのからの評価
例えば、Gmailを提供するGoogle社や、Yahoo!メールを提供するYahoo!などがそうですね。
3.セキュリティソフトからの評価
マカフィーやノートン、ウィルスバスターなど様々なセキュリティソフトがありますが、こういったセキュリティソフトを提供する会社も悪質なドメインをリスト化していて、評価が低いドメインは受信しない様に設定がされていたりします
ドメイン評価が下がってしまう原因と対策は?
ドメインの評価を下げない対策は色々ありますが、代表的な原因として以下のことが挙げられます。
一斉配信する時に無効なメールアドレスが多い(配信エラーが多い)
これが最もドメイン評価を下げる原因であると言われています。配信するメールアドレスリストはいつでもきれいな状態(無効なアドレスが少ない状態)にしておきましょう。メール配信システムによっては、メールアドレスリストを配信前に事前にチェックして、メールアドレスが存在するかどうかを教えてくれるサービスを行っているところもあります。
メールのコンテンツに不適切なキーワードが多い
アダルトやギャンブル、暴力的な表現などを含む言葉がメールの件名や本文内に入っているとドメイン評価が下がると言われています。また、短縮URLを使うときに無料の短縮URL生成サービスを使うことがあるかもしれませんが、このサービスのドメインが低評価だとその巻き添えを食らってしまうこともありますので要注意です。短縮URLはGoogleが提供しているものなど安全なものを利用しましょう。
SPFなどメールの認証をしていない
メールの配信システムを利用する際、メールのなりすましなどを防ぐためにSPFやDKIMという認証設定を行う必要がありますが、その設定を行わないままメールを配信してしまうとドメイン評価が下がると言われています。設定方法は社内で自社のメールアドレスを管理している方や、メール配信システムの会社に聞いてみましょう。
ドメイン評価が下がると、最悪の場合メールアドレスを監視している団体の「ブラックリスト」に登録されてしまうケースもあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。